コラム

【カーボンニュートラル2050年】(SS業界編)

「自動車業界のクルマを走らせる550万人」CMには、何の意図があるのだろうかと思い

ながら 見ていた。調べると、「コロナ危機を一緒に乗り越えよう」というメッセージに加え

、カーボンニュートラル2050年へのチャレンジ、

SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」へ取り組もうという

メッセージだとあった。

ご存知の通り、頻発する異常気象の原因の一部とされる地球温暖化。世界の国々が一つと

なって対策を講じる中、温暖化の原因となる二酸化炭素(以下、CO2)濃度の上昇を抑制する

「カーボンニュートラル」という概念が取り組みの軸である。

日本の自動車業界は、世界NO1の電動車大国を作り上げている。ハイブリット、EV、水素

と次々と新車を投入し、日本国内で広く販売されている。

半面、軽自動車は大半がガソリン車である。(一部メーカーはマイルドハイブリッド車を販売

されている)

2030年まで、あと7年。2050年でも27年。国内を走る自動車が全て「NOガソリン車」

になることはないだろうが、確実に比率は高まる。

「これによって、自動車業界の中で一番打撃を受けるのは、SS業界だ」とクライアントである

SS事業者の経営者様は口を揃えて言われる。

昨年からのコロナ禍による自粛で、給油量が大きく減った。今後は、少子高齢化で車両台数は

大きく減っていく。その上で、カーボンニュートラルの目標達成に向けて、日本政府は自動車業界

にさらに圧力をかけてくるだろう。地球温暖化対策の為にやるべきことではあるが、皆がハッピー

になることではない。

近年、ガソリン業界は大きく店舗数が減り、大手の事業者様だけが残っていく状況になりつつある。

将来を見据えれば、油外収益の強化しか生き残れる道はないとクライント様社員に強く言っている。

「仮に油収益がゼロ」でも、事業が継続できる体制を今から作り上げなければ間に合わないと考える。

既に不動産、太陽光などのサブビジネスをされている事業者もあるが、「油外収益の王道」は、

車検、鈑金、レッカー、レンタカー。そして、保険である。

特に保険収益に関しては、「保険は内の社員には難しすぎる、やれない」と新規プレゼンをした

事業者様からは良く言われる。

「やれないのではなく、今からやるんです。弊社に任せてください。全て増やします」と伝えている。

サブビジネスをやっているなら別であるが、何もされてなければ、「やれない、できない」と言い

続ける事業者様に将来はないと弊社は考えている。

残念だが、社員の皆様を路頭に迷わせることになる。それくらい「カーボンニュートラル2050」

への対応は重要な事だと弊社は考える。

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